サービスマネジメント

サービスマネジメント

サービスマネジメントとは

サービスマネジメントは、作り終えたシステムを日々動かし続け、決めた品質で使ってもらうための分野です。

プロジェクトは終わりがありましたが、サービスには終わりがありません。動かし続けるあいだ、止まらないように見張り、止まったら直し、要望に応え、少しずつ良くしていく。作る話から、使い続ける話へ切り替わります。

このカテゴリーで学べること

  • サービスマネジメントの基本: サービスとは何か、SMS、ITIL、SLA
  • サービスマネジメントシステムの計画及び運用: 資産・構成から変更・インシデントまでの各プロセス
  • パフォーマンス評価及び改善: 測って報告し、直して良くしていく
  • サービスの運用: 日々の運用管理、オペレーション、サービスデスク
  • ファシリティマネジメント: 建物・電源・空調といった土台を保つ

この中の分野(学習順)

  1. サービスマネジメントの基本(全4記事)
  2. サービスマネジメントシステムの計画及び運用(全6記事)
  3. パフォーマンス評価及び改善(全2記事)
  4. サービスの運用(全3記事)
  5. ファシリティマネジメント(全1記事)

おすすめの読み進め方

  1. まずは「サービスマネジメントの基本」で、SLAとSMSの考え方をつかむ
  2. 次に「サービスマネジメントシステムの計画及び運用」で、各プロセスを一通り学ぶ
  3. 「パフォーマンス評価及び改善」で、測って直す回し方を学ぶ
  4. 「サービスの運用」で、現場の日々の仕事を学ぶ
  5. 最後に「ファシリティマネジメント」で、施設・設備という土台を学ぶ

学習のポイント

この分野は用語がとにかく多く、しかも似ています。インシデント管理と問題管理のように、目的で区別できる状態を目指してください。

午後問題では、SLAの目標値に照らして判断させる形がよく出ます。数字と突き合わせる練習をしておくと効きます。

サービスマネジメントの基本

サービスマネジメントとは

プロジェクトには終わりがありましたが、サービスには終わりがありません。サービスとは、利用者に価値が届く形のことです。サーバやアプリはそれを支える部品にすぎません。計画立案・設計・移行・提供・改善の5段階を輪にして回し続けます。
サービスマネジメントの基本

サービスマネジメントシステム

サービスには終わりがないので、何年も続くあいだに担当者は必ず入れ替わります。だから人ではなく仕組みに載せます。方針・目標・手順・資源・記録が上から下へつながり、PDCAで回します。求められることはJIS Q 20000に書かれています。
サービスマネジメントの基本

ITIL

SMSの中身をゼロから考えるのは大変です。同じ悩みは世界中で先に解かれていて、それを集めたものがITILです。規格が「何が必要か」なら、ITILは「どうやるか」の事例集。決まりではないので、困っている所から選んで自分たちの形に合わせて使います。
サービスマネジメントの基本

SLA

「なるべく速く」では守れたかどうかが決まりません。だから数字で書きます。測る指標がSLI、そこに置く目標がSLO、束ねて顧客と合意した文書がSLAです。稼働率は99%で7時間12分、99.9%で43分。桁が1つ違うと必要な備えがまるで変わります。
サービスマネジメントシステムの計画及び運用

SMSの計画と資産・構成の管理

SLAの目標を守るには、まず持ち物を知る必要があります。ポートフォリオは全部、カタログは稼働中だけ。資産管理は数と費用と契約を、構成管理はつながりと版を見ます。台帳は必ずずれるので、決めた間隔で正確性を確かめます。
サービスマネジメントシステムの計画及び運用

顧客と供給者の管理

自分たちは、顧客から見れば提供者ですが、外注先やクラウドから受け取る側でもあります。顧客とは関係を保ちSLAを測って報告し、供給者は監視・評価・是正します。供給者の目標は、自分の目標より厳しくしておかないと守れません。
サービスマネジメントシステムの計画及び運用

費用と需要・容量の管理

資源は足りなければ止まり、余れば無駄になります。予算は先に決める枠、会計はあとから記録する実績。比べるときは購入費ではなくTCOで比べます。需要には山と谷があるので読んで先に用意し、しきい値で超える前に気づく形を作ります。
サービスマネジメントシステムの計画及び運用

変更管理とリリース

開発中なら失敗しても直せばよいだけでしたが、稼働中は失敗した瞬間に業務が止まります。RFCで記録し、種類で分け、CABで承認し、展開したあとはPIRで結果を確かめます。そして、戻す計画は必ず先に立てておきます。
サービスマネジメントシステムの計画及び運用

インシデントと問題の管理

止まったときにやることは2つあり、目的がまったく違います。インシデント管理はとにかく早く戻すこと、問題管理は二度と起きないようにすること。優先順位は影響度と緊急度で決め、エスカレーションは機能的が横、階層的が上です。
サービスマネジメントシステムの計画及び運用

可用性と継続の管理

止まる前にしておく備えの話です。稼働率はMTBFとMTTRで決まり、現場で動かしやすいのはMTTRのほう。RTOはいつまでに戻すか、RPOはどこまで戻せるか。そして継続計画は、試験して実際に戻せることを確かめます。