サービスマネジメントシステムの計画及び運用

サービスマネジメントシステムの計画及び運用

サービスマネジメントシステムの計画及び運用とは

サービスマネジメントシステムの計画及び運用は、SLAの目標を守るために回す、各プロセスを学ぶ分野です。

この分野は、中分類15でいちばん量があります。持ち物を台帳にし、顧客と供給者に向き合い、お金と量をやりくりし、安全に変え、止まったら戻し、そもそも止めない備えをする。どれも独立した話に見えますが、すべてSLAで約束した目標を守るために回っています。

このカテゴリーで学べること

  • サービスポートフォリオ・カタログ・パイプラインの違い
  • 資産管理(ITAM・SAM)と構成管理(CI)の目的の違い
  • 事業関係管理・サービスレベル管理・供給者管理
  • TCO、需要管理、容量・能力管理としきい値
  • 変更管理(RFC・CAB・PIR)とリリース及び展開管理
  • インシデント管理と問題管理の違い、エスカレーションの2方向
  • MTBF/MTTR、RTO/RPO/RLO、スタンバイの3方式

この分野の記事一覧(読む順)

  1. SMSの計画と資産・構成の管理
  2. 顧客と供給者の管理
  3. 費用と需要・容量の管理
  4. 変更管理とリリース
  5. インシデントと問題の管理
  6. 可用性と継続の管理

おすすめの読み進め方

  1. まずは「SMSの計画と資産・構成の管理」で、持ち物を把握する土台をつくる
  2. 次に「顧客と供給者の管理」で、上下の相手との約束を学ぶ
  3. 「費用と需要・容量の管理」で、お金と量のやりくりを学ぶ
  4. 「変更管理とリリース」で、動いているものを安全に変える手順を学ぶ
  5. 「インシデントと問題の管理」で、止まったときの動き方を学ぶ
  6. 最後に「可用性と継続の管理」で、そもそも止めない備えを学ぶ

学習のポイント

インシデント管理と問題管理の違いは、午後問題でいちばんよく問われます。早く戻すのか、原因をなくすのかで目的が違います。

RTOとRPOは、頭文字で覚えると混ざりません。TはTimeで「いつまでに」、PはPointで「どこまで」です。

サービスマネジメントシステムの計画及び運用

SMSの計画と資産・構成の管理

SLAの目標を守るには、まず持ち物を知る必要があります。ポートフォリオは全部、カタログは稼働中だけ。資産管理は数と費用と契約を、構成管理はつながりと版を見ます。台帳は必ずずれるので、決めた間隔で正確性を確かめます。
サービスマネジメントシステムの計画及び運用

顧客と供給者の管理

自分たちは、顧客から見れば提供者ですが、外注先やクラウドから受け取る側でもあります。顧客とは関係を保ちSLAを測って報告し、供給者は監視・評価・是正します。供給者の目標は、自分の目標より厳しくしておかないと守れません。
サービスマネジメントシステムの計画及び運用

費用と需要・容量の管理

資源は足りなければ止まり、余れば無駄になります。予算は先に決める枠、会計はあとから記録する実績。比べるときは購入費ではなくTCOで比べます。需要には山と谷があるので読んで先に用意し、しきい値で超える前に気づく形を作ります。
サービスマネジメントシステムの計画及び運用

変更管理とリリース

開発中なら失敗しても直せばよいだけでしたが、稼働中は失敗した瞬間に業務が止まります。RFCで記録し、種類で分け、CABで承認し、展開したあとはPIRで結果を確かめます。そして、戻す計画は必ず先に立てておきます。
サービスマネジメントシステムの計画及び運用

インシデントと問題の管理

止まったときにやることは2つあり、目的がまったく違います。インシデント管理はとにかく早く戻すこと、問題管理は二度と起きないようにすること。優先順位は影響度と緊急度で決め、エスカレーションは機能的が横、階層的が上です。
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可用性と継続の管理

止まる前にしておく備えの話です。稼働率はMTBFとMTTRで決まり、現場で動かしやすいのはMTTRのほう。RTOはいつまでに戻すか、RPOはどこまで戻せるか。そして継続計画は、試験して実際に戻せることを確かめます。